宮城のニュース

<ジャズフェス>被災地の子 音楽に感謝乗せ

息の合った演奏を披露する石巻ジュニアジャズオーケストラ

 仙台市中心部で10日開幕する「第26回定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台」で、石巻地区の小中高生でつくるビッグバンドが、演奏を通じて東日本大震災からの復興をアピールする。11日の「ジュニアジャズミーティングinみやぎ」などに出演予定で、メンバーは「音楽で感謝の思いを伝えたい」と本番を心待ちにしている。

 バンドは石巻ジュニアジャズオーケストラ「スウィング・リバティ・パイレーツ」。被災者を元気づけようと2012年6月に結成され、現在は石巻市と東松島市、女川町の小学5年から高校3年までの35人が活動している。
 「自分の音楽を、街の復興のために届けられたらいい」。こう話すトロンボーン担当の石巻西高3年丹野瑠美子さん(18)は、津波で石巻市内の自宅を流された。しばらく「気分が沈んでいた」が、「街のために何かできることはないか。私には音楽しかない」と思い立ち、友人の誘いで昨年6月に入団した。
 バンドには全国から多くの楽器が寄贈され、今も大切に使っている。県外のチャリティーコンサートへの出演要請も多く、昨年3月にはサントリーホール(東京)のステージに立った。
 レパートリーはジャズの定番からディズニー音楽、昭和歌謡までと幅広い。アルトサックス担当の石巻西高3年浅野汐音(しおん)さん(17)は「パワフルできらびやかなサウンドが自分たちの魅力。お客さんを笑顔にできるよう楽しく演奏し、支援への恩返しや感謝の気持ちを伝えたい」と意気込む。
 ジュニアジャズミーティングは11日午前11時〜午後4時、青葉区の東京エレクトロンホール宮城で。入場無料。石巻ジュニアジャズオーケストラは午後3時半から出演する。


関連ページ: 宮城 社会

2016年09月10日土曜日


先頭に戻る