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<大間原発>運転開始さらに2年延期

 電源開発(Jパワー)は9日、青森県大間町に建設中の大間原発について、2022年度ごろとしてきた運転開始時期を2年延期し、24年度ごろとする見通しを明らかにした。原子力規制委員会の新規制基準適合性審査が長期化しているため。同社の楠瀬昌作大間現地本部長が町議会大間原発対策特別委員会で説明した。延期は3回目。
 新たな見通しでは規制委の審査を18年までに終え、安全対策工事に着手。23年までに工事を終え、1年の試運転を経て24年度に運転を開始する。2年の延期は、先行して審査が行われた原発の再稼働までの期間と同程度を想定した。
 特別委で楠瀬本部長は「何があってもやり遂げるという思いでやっている」と理解を求めた。議員からは「2年の延期で済むのか」「安全に運転できるのか心配だ」などの声が出た。
 金沢満春町長は「一日も早い運転開始を期待する。2年延長で地域経済に悪影響が及ばないよう、精いっぱいの対応を講じてほしい」と語った。
 Jパワーは同日、青森県佐井村、風間浦村、同県、北海道にも延期を説明。大間原発建設差し止め訴訟を起こしている北海道函館市は同社との面会を拒否しており、書類を送付した。
 大間原発は世界で初めて全炉心にプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用する計画で08年5月に着工した。規制委の田中俊一委員長が「(既存の原発とは)ちょっと別だ」と語るなど、審査は難航が予想される。


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2016年09月10日土曜日


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