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<台風10号>宮古−盛岡が全通 動脈回復

 台風10号豪雨で崩落し、宮古市蟇目で通行止めとなっている国道106号(宮古−盛岡間)が10日夕に開通し、11日ぶりに全通する。沿岸と県庁所在地を結ぶ約100キロの動脈復活で被災地支援が加速する。
 国道106号は宮古市花原市−夏屋間の10カ所以上で土砂崩れや崩落の被害があり、8月30日に通行止めとなった。東北地方整備局三陸国道事務所による復旧工事が順次完了。残る蟇目−茂市間も、10日に道路崩壊の修復工事を終える。
 宮古−盛岡間は国道106号を使えば約2時間。被災後は、遠野市と釜石市を迂回しなければならず、物流に影響した。迂回していた急行バスも、11日から国道106号路線に戻る。
 開通に伴い、岩手県岩泉町への支援が活発化しそうだ。町社会福祉協議会によると、現在はボランティア参加者が少なく、被災者からの依頼約160件に対し55件しか応じられていない。担当者は「移動時間が短くなる。参加者が増えることを期待する」と話す。
 宮古市田老の震災遺構「たろう観光ホテル」などを巡る「学ぶ防災」ツアーや同市の浄土ケ浜遊覧船は、国道106号の不通を理由にキャンセルが相次いだ。
 遊覧船を運営する岩手県北バス(盛岡市)の佐々木正浩運航管理補佐は「観光客を取り戻す解決策は道路復旧」と強調した。


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2016年09月10日土曜日


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