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<台風10号>行方不明5人の捜索続く

大雨で増水した川沿いで捜索する警察官=9日午前11時ごろ、岩泉町安家

 台風10号で甚大な被害が出た岩手県岩泉町は8日から9日にかけ、温帯低気圧による大雨となったが、新たな被害やけが人はなかった。町は台風で浸水した一部世帯に出した避難指示、全域に発令した避難勧告を同日朝に解除。道路寸断で孤立状態になった山間部から避難した住民向けに、ヘリコプターによる一時帰宅を実施した。県警と消防は行方不明の5人の捜索を続けた。
 盛岡地方気象台によると、同町の降り始めから9日午前11時までの総雨量は131.0ミリ。町内では複数箇所で道路が冠水した。建物の浸水被害はなかった。
 町は8日午後3時、全域の4587世帯9947人に避難勧告を出した。同日夜は新たに約200人が避難所に身を寄せ、避難者は一時645人に達した。勧告解除で自宅に戻った人が多く、9日現在の避難者は436人。町内の水道は被害に遭った3513戸のうち約7割に当たる2436戸で復旧。東北電力によると、9日朝の段階で706戸で停電が続く。
 道路寸断で孤立状態となっている6地区8集落には68人が残っている。山間部の岩泉、鼠入(そいり)両地区3集落からの避難者計43人は同日、自衛隊ヘリに乗って日帰りで一時帰宅した。
 県内では、宮古市が仮設住宅を含む1万3920世帯3万961人に、大槌町が小鎚川流域の1358世帯3115人に避難指示、久慈市、山田町など8市町村の全域と軽米町の一部に避難勧告が出た。いずれも9日午前に全て解除された。山田町で住宅1棟が床上浸水する被害があった。


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2016年09月10日土曜日


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