広域のニュース

女性管理職 東北微増7.5%

 帝国データバンクが実施した女性管理職に関する2016年の調査によると、東北6県の企業で管理職に占める女性の割合は前年比0.1ポイント増の7.5%だった。全国(6.6%)を上回ったものの伸び率は小幅で、管理職が男性のみの企業も依然半数近くを占めた。政府が成長戦略の柱として女性活躍を掲げる中、女性登用が進んでいない現状がうかがえた。

 県別の割合は表の通り。岩手が10.1%でトップ。秋田、山形、福島が全国平均を超えた。
 業種別は小売業が17.3%(前年比1.9ポイント増)、サービス業が12.4%(1.2ポイント増)と高く、平均を押し上げた。建設業は4.6%(0.1ポイント増)、卸売業は5.3%(同)で、ほぼ横ばい。規模別は小規模企業が11.3%、大企業は4.6%だった。
 女性管理職の比率別の状況はグラフの通り。女性管理職が「30%以上」の企業の割合は6.9%、「20%以上30%未満」は5.4%で、ともに全国を上回った。一方、「0%」は49.1%、「10%未満」も29.8%あった。
 女性登用の効果を複数回答で尋ねたところ、「男女にかかわらず有能な人材を生かすことができた」が71.8%で最も多かった。「従業員のモチベーション向上」(26.5%)「女性の労働観の変化」(26.2%)「業務の円滑化」(25.9%)が続いた。
 女性活躍推進法が定める行動計画に関し、策定が義務付けられた従業員301人以上の企業は85.7%が「策定している」と回答。努力義務とされている300人以下の企業では47.0%が策定済みだった。
 仙台支店は「女性管理職の割合は徐々に増えているが、動きは鈍い。業種間で広がる格差や大企業での女性登用が課題となっている」と指摘した。
 調査は7月、東北の1411社を対象に実施。回答率は46.9%。


関連ページ: 広域 経済

2016年09月10日土曜日


先頭に戻る