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<ベガルタ>迫られる攻守の見直し

仙台―横浜M 後半38分、横浜M・兵藤(左端)に決勝ゴールを許す仙台のGK関(鹿野智裕撮影)

 声援は悲鳴に変わった。後半38分、横浜M・斎藤がカウンターからドリブルで駆け上がり、ゴール左前に侵入。クロスは仙台・平岡が防いだが、兵藤の目の前にこぼれた。近くの渡部、富田が体を投げ出すが間に合わない。右足から放たれたボールは無情にもネットを揺らした。
 3日の天皇杯初戦の2回戦で、J3盛岡に2−5とふがいない負け方をした。サポーターは試合開始直前の練習で、選手に声援を送らない異例の措置を取った。「勝利への執念を見せてほしい」という無言のアピールだったに違いない。
 前半こそ、観客の気迫に応えるかのように攻め込んだ。盛岡戦では見られなかった球際の強さを発揮。攻守の転換も速かった。だが、ゴールが遠かった。
 「前半に仕留めるべきだった」と奥埜。この15日間で5試合を戦い、7日の天皇杯では120分間走り抜いた横浜Mは、後半ギアを上げた。相手の機先を制することができなかった時点で、勝負は決まっていたのかもしれない。
 守備の渡部が「カウンターに注意していたのに防げなかった」と嘆けば、攻撃のハモンロペスは「(無得点の)原因がはっきりしない。一人一人が自分のプレーをもう一度振り返るべきだ」と声を落とす。公式戦4連敗。攻守の抜本的な見直しが必要なのは確かだ。
(狭間優作)


2016年09月11日日曜日


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