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<岩手国体>小関 大会新で制す

成年男子100メートル平泳ぎ決勝 59秒87の大会新で優勝した山形・小関

 いわて国体は10日、盛岡市立総合プールで会期前競技の競泳と飛び込みが行われ、競泳の少年女子B50メートル自由形はリオデジャネイロ五輪代表の16歳、池江璃花子(東京・淑徳巣鴨高)が24秒67の日本新記録で優勝した。自身が2月に出した24秒74を塗り替え、9日の100メートルバタフライとの2冠に輝いた。木村優香(宮城・高崎中)は26秒69で6位だった。
 成年女子100メートル平泳ぎはリオ五輪200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵(岐阜・ぎふ瑞穂スポーツガーデン)が1分6秒98で制し、同男子100メートル背泳ぎは萩野公介(栃木・東洋大)が53秒60で勝った。
 成年男子100メートル平泳ぎは小関也朱篤(山形・ミキハウス、山形・羽黒高−日体大出)が59秒87、同女子100メートル自由形は内田美希(群馬・東洋大)が54秒17の、いずれも大会新記録で優勝した。
 飛び込みの少年女子板飛び込みはリオ五輪代表の板橋美波(兵庫・甲子園学院高)が317.25点で勝った。少年男子高飛び込みでは遠藤拓人(宮城・稲付中)が8位だった。

<「東京」へ完勝スタート>
 リオ五輪200メートル平泳ぎで5位に終わった小関が、自ら「東京五輪に向けたスタート」と位置付けたレースを白星で飾った。59秒87の大会新を出し、ライバル渡辺(大分・早大)を2位に抑えた。「しっかり優勝し、山形に貢献できてうれしい」と晴れやかに語った。
 調子に不安はあったが、「泳ぎは良い。ガンガンいけ」と周囲に背中を押され、前半から飛ばした。「途中で(隣の)渡辺が迫ってヒヤヒヤした」と言うが、0秒41差の完勝だった。
 ポスト北島康介と期待されながら五輪でメダルを取れず「悔しさが(気持ちの)100パーセントを占めている」。だが、今国体で32歳の松田丈志(宮崎・セガサミー)が引退し、24歳の小関の世代が年長格。「トビウオジャパンを引っ張っていくのは僕らの年代。悔しさを日々の練習にぶつければ結果は出る」と前を向く。
 東北での再出発に感慨ひとしおだ。「岩手の方々にはお世話になった。高校時代、無理を言って岩手の試合に出させてもらった恩義がある。東北の方々からも会場で声をかけてもらい『やるしかない』と思った」
 東北を代表するスイマーとしての誇りを再認識し、まずは「来年の世界選手権で渡辺と共にワンツーを決めたい」と目標を掲げた。(野仲敏勝)


2016年09月11日日曜日


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