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次代の若者育成「救命士」ら認定 神戸新聞社

訓練の打ち合わせをする「117KOBEぼうさい委員会」の成田さん(左)と田中さん

 兵庫県南あわじ市での「むすび塾」を河北新報社と共催した神戸新聞社(神戸市)は、次代を担う若者が阪神・淡路大震災の記憶を語り継ぐ「117KOBEぼうさいマスタープロジェクト」に2014年から取り組んでいる。
 柱となるのが、地域防災の先頭に立つ「ぼうさいマスター」の育成。各自治体の「市民救命士」資格の取得と、インターネット上の防災WEB検定の合格を条件に、認定証を発行する。既に約800人のマスターが誕生した。
 ほかにも、防災グッズを作るワークショップの開催や阪神大震災や東日本大震災の教訓の伝承、会員制交流サイト(SNS)を活用した啓発活動など多彩な活動に励む。
 一連のプロジェクトは「117KOBEぼうさい委員会」が企画・運営する。兵庫県内の大学など15校、学生70人で構成し、協力者にはサッカー元日本代表監督の岡田武史氏、漫画「キャプテン翼」の作者高橋陽一氏が名を連ねる。
 今回の「むすび塾」には、委員長の兵庫県立大大学院2年成田健吾さん(24)と副委員長の神戸学院大2年田中瞳さん(20)の2人が参加。津波避難訓練で観光客役を務め、語り合いの輪に加わった。
 成田さんは「拡張現実(AR)や仮想現実(VR)といった最新技術も活用し防災・減災の大切さを伝えたい」と言う。阪神大震災後に生まれた田中さんは「震災を知らない若者が震災の教訓を次世代につなぐ必要がある」と活動の意義を語った。


2016年09月11日日曜日


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