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<震災5年半>伊地震へ善意奏でる

募金への協力を呼び掛ける出演者ら=11日、仙台市若林区荒井

 東日本大震災の発生から5年半となった11日、イタリアから復興支援で贈られたビオラを使った演奏会が仙台市若林区荒井のせんだい3.11メモリアル交流館であった。会場では8月24日に起きたイタリア中部地震の被災地支援として、募金活動が行われた。
 音楽を通じて復興を支援する「駅なかメモリアルコンサート」(市主催)の一環。仙台フィルハーモニー管弦楽団ビオラ奏者の長谷川基さん(42)や仙台ジュニアオーケストラの団員ら計5人が出演。聴衆約150人を前に、ビオラ四重奏などで7曲を披露した。
 演奏に使ったビオラは2014年3月、イタリア国立クレモナ国際弦楽器製作学校から震災復興支援として贈られ、仙台ジュニアオケが被災地でのコンサートなどで活用している。
 「ビオラにはイタリア人の善意が詰まっている。大変な地震が起きた時に、せめてものお返しができないか」。仙台ジュニアオケを指導する長谷川さんの提案で募金活動を実施した。
 演奏会後に出演者が協力を呼び掛けると、聴衆から善意が次々と寄せられた。仙台ジュニアオケのビオラ奏者で仙台一高1年の武沢智哉さん(16)は「人の心を動かす音楽の力を、あらためて感じた」と語った。
 集まった寄付金はイタリア大使館に届ける。長谷川さんは「ビオラは日本とイタリアの友好の証し。今後も音に変えて届けるのが使命だ」と話した。


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2016年09月13日火曜日


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