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<台風10号>岩手死者20人に 被害822億円

豪雨被害で泥だらけになった家財道具が庭を埋め尽くすように並べられている=11日午前9時10分ごろ、岩手県岩泉町袰野

 岩手県で甚大な被害を出した台風10号豪雨は、13日で発生から2週間となる。県内の死者は12日までに、新たに1人増え、20人となった。依然、岩泉町で3人、宮古市で1人の行方が分かっていない。県は同日、台風豪雨による概算被害額が822億3425万円になったと発表した。調査が進めばさらに増える見通し。(1.26.29面に関連記事)
 県警によると、8日に岩泉町二升石(にしょういし)の松橋川付近で見つかった女性の遺体は同町二升石、田代フクさん(73)と判明した。死因は溺死。県警は残る行方不明者4人の捜索を続けている。
 県によると、農業関連の被害は土砂流入による農地被害面積が23.4ヘクタール増えて350.0ヘクタールとなった。被害額は岩泉町など18市町村で計32億7100万円に上る。
 水産関連では県水産技術センター(野田村)でふ化場の浸水被害が明らかになり、6380万円の被害。稲などの農作物被害や酪農など畜産関連の被害集計が進んでいない。
 被害が集中した岩泉町では12日現在、395人が避難所生活を送る。道路寸断で孤立状態が続くのは5地区6集落で、住民26人が残る。10月初めにも解消できる見通し。
 町内で12日朝に断水していたのは726戸で、被害に遭った3513戸のうち約8割が復旧した。東北電力によると、停電は706戸で続いている。


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2016年09月13日火曜日


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