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<海づくり大会>両陛下が稚魚放流

全国豊かな海づくり大会で、ヒラメの稚魚を放流される天皇、皇后両陛下=11日午後3時50分ごろ、鶴岡市の鼠ケ関港(写真部・庄子徳通撮影)

 第36回全国豊かな海づくり大会(主催・豊かな海づくり大会推進委員会、山形県実行委員会)が10、11の両日、山形県酒田、鶴岡両市で天皇、皇后両陛下をお迎えして開催された。東北での海づくり大会開催は1999年の福島県以来。
 11日に酒田市民会館であった式典には、全国の水産業関係者ら約840人が出席。吉村美栄子山形県知事は「森、川、海の環境を守り育てる気持ちを次世代につなげる活動が山形から全国に広がっていくことを願う」とあいさつした。
 地元の子どもたちが「山形海づくりメッセージ」を発表。東日本大震災で被害を受けた太平洋沿岸の水産業に対する支援活動の紹介もあった。
 式典後、両陛下は特別列車に乗ってJR酒田駅から鼠ケ関駅(鶴岡市)へ移動した。黄金色の稲穂が揺れる田園地帯や庄内浜沿いの線路脇では待ち構えた大勢の市民が手を振って歓迎。両陛下は車中でほとんど着席することなく応えた。
 鼠ケ関港では漁船などが大漁旗をはためかせながらパレード。天皇陛下はヒラメとクロダイ、皇后陛下はヒラメとトラフグの稚魚を放流した。
 12日は明治時代に旧庄内藩士が開墾し、養蚕に取り組んだ国指定史跡の松ケ岡開墾場(鶴岡市)を見学した。酒井忠久総長(70)が建物の歴史を説明すると、天皇陛下は「非常に貴重なものですね」と話した。両陛下は同日午後、庄内空港から特別機で帰京した。


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2016年09月13日火曜日


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