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<福島県立医大>製薬開発 新拠点が開所

検査室について内堀知事(中央)らに説明する渡辺センター長(右端)

 製薬開発を支援する福島県立医大の「医療−産業トランスレーショナルリサーチセンター」の新たな研究拠点が12日、福島市の大学構内に開所した。がん細胞の培養や分析などを手掛け、治療薬や診断薬の開発につながる情報を連携する企業に提供。原発事故からの復興に向け、福島の医療産業発展に結び付ける。
 拠点は新設した鉄骨8階の建物の地下1階〜地上5階(延べ床面積5555平方メートル)を活用。2012年設立のセンターの研究10分野のうち、福島市内に分散していた「ゲノム解析」「動物実験」など8分野を集約させた。
 研究に応じた検査室を設け、無菌状態で組織を加工する機器などを導入。県内外の製薬関連26社と始めている10年間にわたる研究に利用する。総事業費は研究費を含め258億円。
 開所式で渡辺慎哉センター長は「研究による開発支援を一つの産業として花開かせたい」と強調。内堀雅雄知事は「研究で得られた治療法が世界中で活用され、福島の産業集積が進んでほしい」と期待した。
 センターは、県立医大で設置が進む「ふくしま国際医療科学センター」の一つ。四つの研究棟のうち今回で3棟が完成した。残る「ふくしまいのちと未来のメディカルセンター」も年内に開所予定。


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2016年09月13日火曜日


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