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<ユアテック>技能五輪 山形で復権を

技能五輪に出場する7人が本番と同じ環境での作業に臨んだ社内競技会=8月31日

 新潟を含む東北7県で電気工事業を展開するユアテックが、10月21〜24日に山形県内で開かれる技能五輪全国大会で電工部門に出場する社員の育成に力を入れている。近年は金、銀、銅賞のトップ3から遠ざかる同社。岩手県で開かれて以来12年ぶりとなる東北開催を復権のきっかけにしたいと意気込む。
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 張り詰めた空気に電動ドライバーの機械音が響く。8月末、宮城県富谷町の同社人財育成センターで開いた「電気設備部長杯競技会」。本番の課題である山形県鳥のオシドリを模した電気回路を制限時間5時間で組む作業に、入社2〜4年目の社員7人が挑んだ。
 技能五輪は23歳以下の若手技能者が41職種で競う。電工部門は回路の正確さ、電気的な安全性、出来栄えの美しさが問われる。「スピードは大事だが、ただ急ぐのとは違う。工具の置き方まで無駄をなくす必要がある」。審査委員長を務める阿部喜三次・施工センター所長(61)の目は厳しい。
 同社が銅賞以上を獲得した大会は02、03年の連続銅賞までさかのぼる。その後は関電工(東京)など大手に阻まれ、最高でも銅賞の次点の敢闘賞に甘んじてきた。「地元山形での大会を浮上のきっかけにしたい」。1975年に国内、世界大会で金賞を獲得した実績を持つ阿部所長の指導に熱が入る。
 出場する7人は土日の休みも惜しんで訓練に励む。社内競技会で1位だった富浦圭哉さん(21)は「精度を上げるべき課題が見つかった。競い合ってスキルを磨き、万全な状態で大会に臨みたい」と、自身2回目の五輪へ気合十分だ。
 同社は今月28日にも社内競技会を開き、10月の本番に臨む。阿部所長は「モチベーションを高め、平常心で臨めば銅賞以上を狙える。本番で力を発揮させたい」と話す。


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2016年09月13日火曜日


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