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地味なキャラ「岩沼係長」引っ張りだこ

玉浦小の児童らと記念写真に収まる岩沼係長(前列右)

 8月に着ぐるみデビューした宮城県岩沼市のマスコットキャラクター「岩沼係長」が市内外のイベントで引っ張りだこだ。七三分けで眼鏡のおじさんという地味な風貌ながら、スケジュールは年末までびっしり。市は「まずは市民に愛されるマスコットにしたい」と地道に育てる意向だ。
 「係長が来た!」「頭がでかい」。同市玉浦小で8月末にあった姉妹都市・高知県南国市の小学生の歓迎会に突如、岩沼係長が現れた。
 事前に知らされていなかっただけに、児童からは大歓声が上がった。握手をしたり着ぐるみをなでたりして興味深げに取り巻いた。
 市民夏まつりでデビューした岩沼係長は玉浦小訪問が事実上の初仕事。市内各地に掲示されたまつりのポスターにイラストが大きく掲載されていたこともあり、市民の認知度は高い。
 岩沼係長は市の特命係長として今後も各種イベントに出向き、岩沼をPR。現時点で9月は10日以上、10〜12月もそれぞれ5日以上の出演が決まり、イベントをはしごする日もある。
 「特徴的な観光スポットや特産品は少ないが、地道に歩む市」(岩沼市)を擬人化し、作業服と安全靴を身に着けた市内某企業のサラリーマンという設定。特産品や景勝地を取り入れた他市町村のゆるキャラと異なり、一見して岩沼市と分からない問題もある。
 地元では早くも人気急上昇中だが、仙台や宮城県外まで浸透するかは不透明。市商工観光課は「デビューしたてなので、まずは地元に根を下ろしたい。対外戦略はじっくり考える」と話す。


2016年09月14日水曜日


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