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<台風10号>岩手被害900億円に

 岩手県で甚大な被害が出た台風10号豪雨は13日、発生から2週間となった。県は同日、概算被害額が899億9604万円になったと明らかにした。久慈市山根町の2集落の孤立状態は道路復旧で解消。孤立状態の住民は岩泉町の3集落の5世帯9人になった。県内の死者は20人。依然、岩泉町で3人、宮古市で1人が行方不明となっている。
 被害額は、過去最大だった1981年8月23日の台風15号の939億9639万円に次ぐ規模。被害が集中する岩泉町で調査が進んでおらず、35年前を上回る可能性がある。
 県によると、医療機関や福祉関連施設の被害が新たに分かり、被害額は6億5170万円に上る。医療機関は久慈市や宮古市、岩泉町などの計22カ所が床上浸水した。
 企業や商店の被害は沿岸を中心に17市町村で確認された。店舗浸水や商品水没、停電や断水による休業で被害額は122億4084万円となった。
 久慈市で孤立状態だった山根町地区端神(はしかみ)と細野の2集落は13日、道路工事が完了し解消された。岩泉町の孤立状態の集落で道路が復旧するのは、安家(あっか)地区茂井(もい)が9月下旬、岩泉地区月出と鼠入(そいり)地区中山が10月上旬の見込み。伊達勝身岩泉町長は「避難が長期化する人には、この先も安心して暮らせるよう意を注ぎたい。各集落の今後の対応を住民に早急に示す」と話した。


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2016年09月14日水曜日


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