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医療機器「イービーエム」 福島に拠点

手術の訓練機器や開発室について説明する朴社長(左)

◎センター開所 外科手術訓練も

 医療機器ベンチャーのイービーエム(東京)は13日、「ふくしま製造開発センターFIST」を福島市に開所した。血管外科手術の訓練機器の開発、製造に加え、外科医が血管縫合といった手術の訓練を行う拠点にする。
 JR福島駅西口近くに鉄骨2階、延べ床面積約630平方メートルの施設を整備。1階は製造室と訓練用の技能研修室、2階は事務所兼開発室で、総工費は約5億円。従業員5人が常駐する。
 朴栄光(パクヨンガン)社長が開発した箱形の機器「BEAT」を製造する。中に血管を模した特殊なシリコンを取り付けて心臓の拍動を再現。冠動脈バイパス手術を想定した血管縫合の訓練ができる。初年度は200台の生産、1億5000万円の出荷を見込み、2、3年後には出荷額5億円を目指す。
 同施設での訓練にもBEATを用い、若手外科医が手技を磨けるようにする。同社は蓄積した訓練データを基に手技を評価するシステムを開発済み。今後はセンターに20台のBEATを導入し、病院や学会単位で利用できるようにする。
 開所式で朴社長は「訓練のやり方そのものを開発して世界に広げたい」と語った。医療機器産業の集積を目指す福島県の畠利行副知事は「全国から医師が集えば福島の復興につながる」と期待した。


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2016年09月14日水曜日


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