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<福島第1>1号機 建屋壁パネル撤去開始

大型クレーンでつり上げられる1号機の壁パネル(東京電力提供)

 東京電力は13日、福島第1原発1号機の建屋を囲う壁パネルの取り外し作業を始めた。撤去後に防風シートを新たに設置し、2020年度の開始を目標としている使用済み核燃料取り出しに向け、フロアに散乱したがれきの撤去を進める。
 初日は、建屋西側に取り付けてある幅23メートル、高さ17メートルの1枚を遠隔操作のクレーンでつり上げ、20分かけて地上に下ろした。敷地内の放射性物質濃度に変化はなかった。約3カ月かけて18枚の取り外しを終える予定。
 1号機は水素爆発で建屋上部が崩落。11年10月にカバーが取り付けられた。15年10月に屋根パネルの撤去が完了。放射性物質の飛散を防ぐための薬剤約30トンを散布しながら、微小ながれきを吸引するなどして壁パネルの撤去準備を実施してきた。
 1〜4号機の使用済み燃料の取り出しは、炉心溶融が起きなかった4号機が14年12月に終わった。17年度の開始を目指す3号機は現在、作業フロアの除染を進めている。20年度が目標の2号機は、建屋周辺に大型重機を設置するための整地などを続けている。


2016年09月14日水曜日


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