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<景況感>東北2期連続で改善

 東北財務局は13日、東北の7〜9月期の法人企業景気予測調査をまとめた。景況感が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」の割合を引いた景況判断指数(BSI)は前期より5.1ポイント改善し、マイナス5.4となった。改善は2期連続。機械製造や建設業など幅広い業種で受注が増え、景況感が改善した。
 業種別のBSIは、製造業が6.0ポイント改善の0.5。17業種中10業種で上昇し、4期ぶりにプラスに転じた。情報通信機械はスマートフォン部品の生産が増え、29.4ポイント上昇の23.5。生産用機械は海外向けの製造装置や試験装置の受注が好調で28.5ポイントアップの7.1となった。
 非製造業は12業種のうち6業種で上昇し、4.8ポイント改善のマイナス7.7。公共事業の前倒し発注への期待から建設は28.3ポイント上昇の1.8。その他のサービスは29.9ポイント上昇の17.4で、人材派遣の需要が増えた。軽自動車や衣料品の販売不振で小売りは10.3ポイント、卸売りは4.8ポイントそれぞれ低下した。
 県別のBSIは表の通り。情報通信機械の需要増が全体を引き上げ、青森など5県で改善。福島は復興需要の収束や、小売り・卸売りの不振が響き2期ぶりに悪化した。
 規模別は大企業(資本金10億円以上)が2.7ポイント改善のマイナス4.0、中堅企業(1億円以上10億円未満)が6.1ポイント改善の1.4、中小企業(1000万円以上1億円未満)は5.4ポイント改善のマイナス9.4だった。10〜12月期の先行きは全産業で8.6ポイント改善の3.2を見込む。
 東北財務局は「新規出店などで小売りや卸売りに改善の見方が多い。相次いだ台風の影響は次回調査で出てくる可能性がある」と指摘した。調査時点は8月15日。対象の832社のうち778社(93.5%)が回答した。


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2016年09月14日水曜日


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