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<仙台大>学内に保育所 学生の教育活用も

キャンパス内に開設された保育所でおやつを食べる子ども

 仙台大(宮城県柴田町)は教職員が利用できる一時預かり保育所をキャンパス内に設置した。子育てと仕事を両立しやすくするのが狙いで、私立大での導入例はまだ多くないという。来年度以降は幼稚園教諭や保育士を養成する学科の新設に伴い、学生が子どもと接する場としても活用する。
 大学は今春、広さ約200平方メートルの保育所を設けた。現在は1〜3歳の子ども7人を預かる。最大20人程度を受け入れられる。保育士の資格や幼稚園教諭の免許を持つスタッフが常駐。子どもが好きな学生もアルバイトで働く。
 室内には遊具もそろえ、スタッフに見守られる中、子どもたちは遊びながら、お迎えを待つ。1歳の長女を預ける職員石森靖明さん(32)は「子どもに何かあれば、すぐ駆け付けられる。共働きの家庭にとってはとても助かる」と学内の保育所開設を歓迎する。
 大学は2017年4月、体力や運動能力の向上に関する知識を持つ保育士らを育てる「子ども運動教育学科」(定員40人)を新たに設ける。学生たちは実際に子どもと接しながら、知識や技術を身に付けることになる。
 大学を運営する朴沢学園の朴沢泰治理事長は「保育所の設置が、働きやすく学びやすい環境づくりにつながればうれしい」と話す。
 日本私立学校振興・共済事業団(東京)によると、教職員が利用する大学内の保育所は、国立大で設置が進む一方、私立大では早大や上智大などで整備の事例があるものの、全国的には導入が進んでいないという。事業団の担当者は「女性の活躍を後押しする国内の流れもあり、今後は設置する大学が増えるのではないか」とみている。


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2016年09月15日木曜日


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