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<原発ADR>宮城・丸森町議会 和解案承認

ADRによる和解承認を可決する丸森町議会=9月14日午前10時30分、宮城県丸森町

 宮城県丸森町議会9月定例会は14日、本会議を開き、東京電力福島第1原発事故に伴う損害賠償請求の和解仲介手続き(ADR)で、原子力損害賠償紛争解決センターによる和解案を承認する議案を原案通り可決した。県内自治体で初めて、原発事故に伴うADRでの和解が成立する。近く、町と東電が契約書を取り交わす。
 和解内容は2011、12年度分で、東電が計1490万円を支払う。町独自で行った18歳以下の町民の甲状腺検査と母乳検査の費用、風評被害払拭(ふっしょく)のイベント費などを盛り込んだ。原発事故対策室(最大時5人)の職員給与は認められなかったが、全職員の時間外手当の一部は対象となった。
 町は和解案の受け入れを5月に表明していた。保科郷雄町長は「町民の不安や風評被害は消えず、対応を続ける」と述べた。東電の広報担当は「手続きにのっとり真摯(しんし)に対応する」と話した。


2016年09月15日木曜日


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