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沿岸部の今PR 南三陸の農漁業者がフェス

フェアを開く最知さん(左)と鈴木さん(右)ら南三陸の農漁業者たち=栗原市若柳のスーパーさいち

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町の農漁業者が17、18の両日、同県栗原市若柳で市を開く。南三陸在住の最知純さん(43)が若柳で経営する鮮魚店「スーパーさいち」の駐車場が会場。震災から5年半が過ぎ、内陸部では感心が薄れつつある津波被災地に、もう一度目を向けてもらうきっかけにしたい考えだ。
 「南三陸町フェア」は駐車場にテントを張って特設会場を作り、南三陸の農漁業者15人ほどが持ち寄ったワカメなどの乾物、彼岸用のキクの花、ネギなどを特売。最知さんも通常は税抜き1000円以上の「海鮮丼弁当」を2割ほど安く販売し、集客に貢献する。
 気仙沼市の鮮魚店に勤めていた最知さんは、震災後に鮮魚の移動販売を手掛ける中で縁あって若柳で今年2月開業。「店で古里をPRしたい」と、知人を介して南三陸の農漁業者と知り合いフェア開催を決めた。
 震災時、ワカメなど養殖いかだを流し去った津波は内陸部まで入り込み、生産が盛んだったキク畑を壊滅させた。農漁業者は懸命に復旧に取り組んでいるが、高齢化もあり震災前の状態には戻っていないという。
 フェアに参加する農業鈴木春光さん(78)は「手塩にかけた野菜や花を内陸部の皆さんに買ってもらえたら、こんなにうれしいことはない。ぜひ足を運んでほしい」とPRする。
 連絡先はスーパーさいち0228(35)1061。


2016年09月15日木曜日


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