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<裏方さんGO>「はかり」幅広く検査

タクシーの料金メーターをのぞき込む福田さん

◎宮城県計量検定所 福田久美子さん

 「一定のスピードで走ってください」。仙台市太白区にある宮城県計量検定所。検査を担当する福田久美子さん(49)がタクシーの料金メーターをのぞき込む。
 タイヤと対応する、地面に埋め込まれた四つのローラーの上でタクシーが走り、メーターが刻む料金が正確かどうかを入念に調べた。約10分の検査が終わると検定証印を貼った。この日は約60台のメーターを検査した。
 学校の体重計や薬の調剤に使うはかり、大型トラックに付く積載量の計量器。検定所で扱うはかりの幅は広い。さまざまな場面に浸透しているはかりを適正に作動させるようにすることで、暮らしを支える。
 検定所に勤めて11年になる。「運転手さんや店員さんと話すのが楽しい。機械を扱うけれど、人と向き合う仕事です」と充実の表情だ。ガソリンスタンドでもスーパーでもメーターや重さが気になる。「職業病ですかね」と笑う。
 はかりの検査のため、月の半分が出張になることもある。東日本大震災の被災地では農水産業の施設再建が進み、はかりの出番も増えつつある。「丁寧に、確実に仕事をこなすことで生活再建につながればいい」と額の汗を拭った。(鈴木俊平)

◎ここも魅力/来月29日にイベント

 仙台市八木山動物公園(太白区)で10月29日に計量イベントを開催します。ウサギの重さを当てるクイズや11月1日の「測量の日」にちなんであめ玉111グラム分を詰め込むコーナー、子どもの健康診断などがあります。ぜひ親子で足を運んでみてください。

<宮城県計量検定所>業務時間は午前8時〜午後5時15分。土、日曜は休み。仙台市を除く県内全域ではかりの定期検査などを行うほか、計量への理解を深める出前授業もする。歴代の計量器の展示室や検定現場の見学もできる。入場無料。要予約。連絡先は022(247)1641。


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2016年09月15日木曜日


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