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<台風10号>岩手被害922億円 過去最大

 岩手県は14日、台風10号による豪雨被害の概算被害額が922億2780万円に上ったと発表した。過去最大だった1981年8月の台風15号の被害額939億9639万円を超えるのは確実とみられる。
 調査が進むにつれ、深刻な被害が明らかになっている。水産関連は県内20カ所のサケふ化場のうち野田村など10カ所が被災。被害額は19億1388万円。農業関連は水田冠水が遠野市など16市町村の約211ヘクタールで確認。土砂流入による農地被害は岩泉町など18市町村で約353ヘクタールに達した。
 県警によると、6日に岩泉町二升石の小本川河川敷で見つかった遺体は同町二升石、田代安享(やすゆき)さん(52)と判明した。死因は溺死。8日には同居していた母親のフクさん(73)の遺体が見つかっている。行方不明は岩泉町の女性2人、宮古市の男性1人となった。
 住宅被害は岩泉町など20市町村で全壊18棟、半壊204棟、一部損壊191棟、床上浸水598棟、床下浸水689棟の計1700棟。県は14日、被災世帯に最大300万円を支給する被災者生活再建支援制度を宮古市、久慈市、岩泉町に適用することを決めた。
 岩泉町の14日朝の避難者は365人。断水は514戸で続く。孤立状態となっている安家(あっか)地区茂井(もい)、岩泉地区月出、鼠入(そいり)地区中山の道路復旧は9月中に完了する見通しとなった。


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2016年09月15日木曜日


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