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<お山がけ>一歩ずつ大人への急坂

鉢巻きを締め、つえを突きながら険しい山道を歩く子どもたち

 数え7歳の男児が健やかな成長を願って山を登る国の重要無形民俗文化財「お山がけ」が15日、宮城県気仙沼市赤岩上羽田の羽田神社で始まった。多くの子どもたちが険しい道を登り切り、晴れ晴れとした表情を浮かべた。16日まで。
 午前9時に神社を出発する最初のグループには、地元や仙台市、埼玉県から17人が参加。親への甘えを断つため、祖父や叔父が付き添いながら約2.1キロの山道を歩き、羽田山頂の奥の院でおはらいを受けた。
 気仙沼市唐桑町津本の幼稚園児小野寺春人ちゃん(5)は「急な道をトップで登ったよ」と誇らしげ。神社で出迎えた母のももさん(35)は「不安だったけれど、笑顔で帰ってきて成長を感じた。優しさと強い心を持った大人になってほしい」と目を細めた。
 お山がけは江戸時代から続く伝統行事。少子化の影響で参加者は減っているが、尾形公夫宮司(83)は「こういう時代だからこそ昔のしきたりを大切にして、子どもの成長を見守っていきたい」と話した。


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2016年09月16日金曜日


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