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<北東北大学野球>プロ注目右腕が存在感

6連覇を懸けた最終週を前にブルペンで投球練習する小野=花巻市の富士大

 野球の北東北大学秋季リーグで、富士大が6季連続29度目の優勝を懸けて最終週(17、18日)の八戸学院大戦(遠野市・遠野運動公園野球場)に臨む。チームを引っ張るのは、プロ注目右腕の主戦小野泰己(4年)。ラストシーズンに磨きを掛けた投球術で好投を続け、プロ入りを視野に存在感をアピールしている。
 今季は、ここまで4戦に先発して全勝。計31回を投げて失点2(自責点1)の防御率0.29で奪三振39、与四死球5と抜群の安定感を発揮し、7勝1敗で首位を走るチームを支える。「4年間で一番良い感じ」と手応えを語る。
 184センチ、76キロの長身から投げ下ろす最速152キロの速球と切れのあるフォークボールが持ち味。今季は100キロ台のカーブも加え、緩急をつけた投球を見せる。「タイミングをずらせば速球の効果が増す。要所を締めることを意識して制球も安定した」と明かす。
 福岡・折尾愛真高から進学し、3年秋には4戦4勝の快投で頭角を現した。だが、6月の全日本大学選手権2回戦で亜大に四球を与えてから機動力で崩され3失点し、チームは敗退。悔しい経験が「常に三振を狙って全力で投げていた考え方が変わった」と右腕を進化させた。
 10月22、23日には仙台六大学、南東北大学の各リーグ優勝チームとの明治神宮大会東北地区代表決定戦(仙台市民球場)が控える。6月の東北地区大学選手権で優勝して既に出場権を得ているが、「リーグ戦で自分が投げて優勝を決めたい」との決意は揺るぎない。
 その先に念願のプロ入りを見据え、リーグ戦終了後にプロ野球志望届を提出する予定。1学年上の多和田真三郎は昨年、西武にドラフト1位指名された。「プロのレベルを間近に感じて目標にしてきた」という先輩に近づくため、申し分ない結果を残して10月20日のドラフト会議を待つ。(原口靖志)

<北東北大学秋季リーグ優勝の行方>17、18日の最終週に現在7勝1敗の富士大は、八戸学院大に1勝するか、2敗でも5勝3敗の2位同士で直接対決する青森大とノースアジア大が1勝1敗なら優勝が決まる。どちらかが2勝し、富士大と勝率が並んだ場合はプレーオフを実施。富士大が優勝した場合、明治神宮大会東北地区代表決定戦には北東北リーグの2位チームにも出場権が与えられる。


2016年09月16日金曜日


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