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<中間貯蔵>双葉に分別施設 10月にも着工

 東京電力福島第1原発事故による除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設(福島県双葉町、大熊町)について、環境省は15日、除染土の受け入れ・分別施設と貯蔵施設の用地計7ヘクタールを双葉町内に確保し、早ければ10月にも整備に着手する見通しを明らかにした。
 用地確保が難航している中間貯蔵施設で、主要施設の建設が決まるのは初めて。15日の双葉町議会全員協議会で説明した。
 分別施設(2ヘクタール)と貯蔵施設(5ヘクタール)はいずれも同町郡山地区に建設。仮保管場から専用袋を運び、土壌と草などに分けた後、放射性物質濃度などに応じて貯蔵施設に埋め立てる。
 分別施設は2017年1月以降の稼働を見込み、同年秋に貯蔵を始める予定。貯蔵容量は6万立方メートルで、用地を確保でき次第、両施設を増設、拡張する。
 環境省は16年度、分別施設と貯蔵施設を両町にそれぞれ1カ所ずつ、仮設焼却施設を大熊町に整備する方針。大熊町側の分別施設の着工時期などは未定。焼却施設は13日に建設が始まった震災がれきなどを焼却する施設をそのまま利用する可能性があるという。
 中間貯蔵施設は第1原発周辺の帰還困難区域約1600ヘクタールに整備し、最大2200万立方メートルの廃棄物を保管。本格的な搬入が今年4月に始まった。予定地内の民有地1270ヘクタールのうち、契約済みの面積は8月末時点で116ヘクタール(7.3%)にとどまっている。


2016年09月16日金曜日


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