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災害公営住宅と店舗一体ビル 気仙沼に完成

開店した店で、客と語らう大和田さん(中央奥)と母ミイ子さん(右奥)
災害公営住宅と店舗を組み合わせ、完成した「さかな町内湾ビル」

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市内湾地区に、災害公営住宅15戸と、共同店舗3店が一体となった複合施設「さかな町内湾ビル」が完成し、入居と営業が始まった。複合施設は地区の4カ所で建設が進められており、完成は2カ所目。
 かさ上げされた区画整理地に建設されたビルは鉄筋4階、延べ床面積約1500平方メートル。1階に食堂と美容室、薬店、集会室、2〜4階に住宅が入る。
 複合施設は「共同化事業」と呼ばれ、住宅と店舗を組み合わせてにぎわいを回復させるのが狙い。被災事業者が建設し、住宅部分を市が買い取る。このビルは被災事業者7店が国のグループ化補助金を活用して事業主体となり、残る4店は11月までにビルのそばに個別再建する。
 被災した店から引っ越して16日に開店した「たいわ食堂」の大和田健さん(56)は、母や長女ら親族と店を営みながら、このビルの災害公営住宅に居住する。
 大和田さんは「母が40年以上続けてきた店。震災前は漁船乗組員を相手に商売してきたので、これからは市民に親しまれるようにしたい」と笑顔を見せた。
 共同化事業はこのほか、八日町2丁目(11戸、1店)が7月に完成。南町1丁目(36戸、3店)は10月末、南町2丁目(24戸、24店)は来年4月に完成する。


2016年09月17日土曜日


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