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<台風10号>岩手被害 過去最大1056億円

 岩手県は16日、台風10号豪雨による概算被害額が1056億5833万円に達し、県内の大雨被害としては過去最大になったと発表した。これまで最大の被害規模だった1981年8月23日の台風15号の939億2963万円を超えた。調査の進捗(しんちょく)率は5割に達しておらず、被害額はさらに膨らむ見通し。
 土木関連の被害が最も多く、632億4501万円に上る。約1900カ所で道路や堤防の損壊があった。企業や商店の被害は沿岸を中心に17市町村で確認。店舗や工場の浸水被害額は223億4140万円。
 農林水産関連の被害額は173億7486万円。16市町村で水田253ヘクタールが冠水した。土砂流入による農地被害は18市町村の363.3ヘクタールに達した。林道は決壊や橋の流失で30億1897万円の被害。サケふ化場は10カ所が浸水し、被害額は19億1548万円。
 住宅被害は全壊18棟、半壊890棟、一部損壊482棟、床上浸水630棟、床下浸水745棟の計2765棟となった。
 岩泉町の16日朝の避難者数は356人。岩泉地区月出と鼠入(そいり)地区中山の2集落の孤立状態は道路復旧で解消された。孤立状態は安家(あっか)地区茂井(もい)集落だけとなり、9月中に解消する見通し。停電が553戸、断水は470戸で続いている。同町に災害派遣されていた陸上自衛隊は16日、撤収した。
 政府による激甚災害指定を受け、伊達勝身町長は「復旧に向け欠かせない要素。元の地域に戻すため全力を傾注したい」と話した。


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2016年09月17日土曜日


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