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<特別名勝・松島>ブランド再構築に着手

 宮城県松島町は本年度、「特別名勝・松島」に代表される既存の観光ブランドに加え、町全体を回遊してもらう新しい形の観光の在り方を探るブランド再構築事業に着手した。隠れた魅力を発掘、発信するための検討委員会を設置。観光振興や観光事業を展開する「日本版DMO」(観光地域づくり推進法人)の設立が可能かどうか検討を進める。
 東北有数の観光スポットの松島だが、東日本大震災後の観光客数が伸び悩み、人口減少にも直面。交流人口拡大策が必要と判断した。7月に設置した検討委には、地元の観光・産業関係者のほか、若手商店主、彫刻家らが参加し、ワークショップなどを重ねる。
 260余りの島からなる景勝地、日本三景、遊覧船、瑞巌寺、カキといった既存ブランドに加え、生活に根付いた地元食材、霊場としての歴史、松尾芭蕉が憧れた月景色といった新ブランドの確立を模索。町は「住民も関わる観光」といった視点を加えようと考える。
 一方で、観光客による経済波及効果の数値化も目指す。ブランド再構築事業と合わせ、地方創生加速化交付金3200万円を充てる。町は検討委の取り組みをDMO設立の土台としたい考え。町産業観光課の担当者は「住民と交流し、暮らすように観光するのが現在のニーズ。住んでいる人が介在する観光を目指したい」と話す。


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2016年09月18日日曜日


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