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<秋季高校野球>仙台東終盤逆転

仙台東−仙台一 8回裏仙台東1死満塁、佐藤樹が中越えに走者一掃の三塁打を放ち、9−6と勝ち越す

 17日、仙台市宮城野区の楽天Koboスタジアム宮城(コボスタ宮城)と石巻市民球場で開幕し、来春の選抜大会につながる熱戦が始まった。1回戦6試合があり、今夏の甲子園大会に出場した東北や、仙台東、柴田、仙台三などが2回戦に勝ち進んだ。
 仙台東は終盤に大量得点し、仙台一に10−6で逆転勝ちした。東北は五回に4点を奪って主導権を握り、東北生活文化大高を7−0の七回コールドで下した。
 第2日の18日は、コボスタ宮城と石巻市民球場で1回戦の残り6試合が行われる。

 ▽1回戦(石巻市民)
仙台一000120210−6
仙台東00000046×−10

 【評】仙台東が終盤の猛攻で逆転勝ち。0−5の七回、無死満塁から真野の適時打などで4点を返し、4−6の八回は佐藤樹の3点三塁打などで6点を奪った。投手陣は3人の継投で仙台一打線をかわした。

<「ここで一発」佐藤樹、期待に応える>
 仙台東は4番の一振りで勝負を決めた。八回、6−6の1死満塁から佐藤樹が3点三塁打。「ここで一発打ってやるという気持ちだった」と胸を張る。
 打席に入る前、大塚監督から「すくい上げてもいいから外野に飛ばせ」と声を掛けられた。それまでは2三振していたが、高めのスライダーを振り抜き、「三振か長打かというスイングができる」と思い切りの良さを評価する大塚監督の期待に応えた。
 昨秋は中部地区予選、一昨年の秋は県大会1回戦で敗退。佐藤樹は「(県大会初戦を突破し)一つ壁を越えられた。目標の東北大会出場に向け、次も好機を生かしたい」と力強かった。

◎東北学院圧勝 4回に集中打

 ▽1回戦(石巻市民)
東北学院01183−13
志津川 00000−0
(五回コールドゲーム)

 【評】東北学院が圧勝した。二回にスクイズで先制すると、2−0の四回には6短長打を集めて8点を挙げた。投げては西城、加賀谷が零封リレー。志津川は一回以外は三者凡退に抑えられた。

<志津川・熊谷主将(部員13人。ただ一人の2年生として1年生を引っ張る)>
「ピンチに慌ててミスが出て大量失点した。しかし、みんな伸びしろはある。この敗戦を経験値として来年の春、夏までに成長したい」

◎先発木村好投、仙台三が快勝

 ▽1回戦(石巻市民)
仙台三0200104−7
石巻工0000000−0
(七回コールドゲーム)

 【評】仙台三が快勝した。木村は変化球を効果的に使い、的を絞らせず5安打完封。打線は相手投手の乱調に乗じて二回に押し出し四球などで2点を先取し、3−0の七回は暴投と森の三塁打などで4点を挙げた。

<仙台三・木村(先発し、7回5安打無失点の好投)>
「一試合を通して、できるだけ同じ配球で投げないよう気を付けた。慣れない(石巻市民の)マウンドだったが、周りが声を掛けてくれて全員で守ることができた」

◎着実に加点し柴田逃げ切る

 ▽1回戦(コボスタ宮城)
東北学院榴ケ岡000000100−1
柴     田11000100×−3

 【評】柴田が逃げ切った。一回1死二塁から三浦涼の三塁打で先制し、二、六回にもスクイズなどで1点ずつを追加。東北学院榴ケ岡は三、六回の2死満塁を生かせず、七回の犠飛による1点にとどまった。

<柴田・柴崎(1年生ながら7奪三振1失点完投)>
「課題だった右打者内角への直球、変化球が決まった。完投は練習試合でも1度しかなく、最後は気合で投げた。(主戦の)岩佐先輩と2本柱で勝ち進みたい」

◎先発全員安打 仙台南が猛攻

 ▽1回戦(コボスタ宮城)
仙台南1100160−9
白石工0000000−0
(七回コールドゲーム)

 【評】仙台南が先発全員の12安打を放ってコールド勝ち。一回2死二、三塁から五十嵐の適時内野安打で先制。3−0の六回には打者一巡の猛攻で6点を奪った。白石工は2併殺を喫するなど拙攻が目立った。

<仙台南・五十嵐(先制点を含む3打点)>
「先制打は追い込まれてからだったが、しぶとくいけた。(6得点した)六回もみんなが次につなげようという意識で打った。次戦も全員で粘り強く戦いたい」

◎投打に上回り東北コールド

 ▽1回戦(コボスタ宮城)
東北生活文化大高0000000 −0
東      北0000412x−7
(七回コールドゲーム)

 【評】東北が投打に上回り、七回コールド勝ち。五回は1死一、三塁から杉沢の右前適時打などで畳み掛け、4点を奪った。主戦葛岡は7回2安打無失点の好投で、東北生活文化大高に二塁を踏ませなかった。

<生文大高、力の差認める>
 東北生活文化大高は、今夏の甲子園に出場した東北に力負けした。夏の大会の主力が6人残り、中部地区予選で準優勝して臨んだが、水沼監督は「力の差があり過ぎた」と完敗を認めるしかなかった。
 主戦沢田は四回まで内外角の低めを突き、東北打線を2安打無得点に抑えていた。しかし、五回に突如崩れ、4安打を浴び3失点し降板。「球が上ずり、甘く入ってしまった」と振り返る。
 打線も東北の1年生左腕葛岡の前に2安打。水沼監督は「角度のある変化球に全く手が出なかった」と脱帽した様子で話した。


2016年09月18日日曜日


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