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<台風10号>岩泉町長が避難所初訪問

住民から避難生活の状況を聴く伊達町長=16日夜、岩手県岩泉町

 台風10号豪雨で甚大な被害が出た岩手県岩泉町の伊達勝身町長は16日夜、住民の避難所になっている町内の龍泉洞温泉ホテルを初めて訪れた。食事のためロビーに集まった被災者に声を掛け、手を握ったり肩を組んだりしながら励ました。
 同ホテルには、一時孤立状態になった山間部の集落から149人が避難した。伊達町長は「大変な状況の中で皆さんが元気で安心した。早い時期に訪れたかったが、全体の流れが見えず被災者と話す時間が取れなかった」と述べた。
 住民とのやりとりに関しては「町長ももっと頑張れ、と励まされた。橋や生活道路がなくなったので早く復旧してほしいとの要望があった」と説明した。
 4日からホテルで生活する鼠入(そいり)地区の農業中村チヤ子さん(57)は「町長の訪問はありがたい。住む家がないと心配する人が多いので、仮設住宅の説明があれば良かった。集落への道路が寸断されていることも心配」と語った。
 岩泉町内には同ホテルを含め4カ所の避難所があり、計348人が避難生活を送っている。
 町は台風が上陸した8月30日、全域に避難準備情報を出したものの、避難勧告は安家(あっか)地区の一部に出しただけで、危機管理の不備が指摘されている。


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2016年09月18日日曜日


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