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<荷さばき場>松川浦の漁業施設全て復旧

再建された荷さばき場。大漁旗を掲げた漁船が完成を祝った

 相馬市の松川浦漁港原釜地区で18日、漁業用荷さばき場の完成式典が行われた。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受け、市が再建を進めていた。一帯の漁業施設は今回で全て復旧した。
 荷さばき場は床面積約8400平方メートル。水揚げ、競りのスペースとして使用される。白壁を多用するなど和風のデザインを採り入れたほか、天井から採光できるよう工夫した。魚介類の放射性物質を調べる検査室を新たに備えた。
 衛生面の向上に向け、海水を浄化する設備も併設した。くみ上げた海水を紫外線で滅菌した上で、魚の洗浄や活魚槽に活用する。
 関連施設を含めた総工費は33億9000万円。管理・運営は市内の相馬双葉漁協が担う。
 式典には関係者約150人が出席し、テープカットで復旧を祝った。立谷秀清市長は「見学を受け入れて交流人口の拡大につなげたい」とあいさつ。漁協の佐藤弘行組合長は「風評被害を克服して漁業再生を果たす」と決意を述べた。


2016年09月19日月曜日


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