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<福島第1>排気筒、ドローンで線量調査

ドローンで調査する排気筒(東京電力提供)

◎解体工法など検討へ

 東京電力は、福島第1原発1、2号機共通の排気筒の解体に向け、小型無人機「ドローン」を使った放射線量調査を実施する。解体工事を行う際の作業員の被ばく線量評価や解体工法の検討作業に役立てる。
 調査用と監視用の2機を使用する。ドローンが、地上とワイヤでつながった線量計を排気口から投下し、内部の線量を測る。筒の外側はドローンに線量計を装着し、解体作業時に足場を設置する可能性がある数十カ所を調べる。今月下旬に着手する。
 排気筒は高さ120メートル、内径3メートル。原発事故時にベントを行ったため、底部で毎時3シーベルトの放射線が今も計測されるなど線量が極めて高い。支柱には水素爆発の影響とみられる亀裂が、高さ66メートル地点に複数見つかっている。
 空間放射線量の低減と倒壊防止のため、東電は2018年度中に解体に着手する方針。計画では、亀裂部分を含む上半分を遠隔操作で撤去し、排気筒に雨水が入らないようふたを取り付けるが、具体的な工法は決まっていない。
 第1原発では14年12月〜15年2月、ドローンを使って1〜4号機のタービン建屋の線量を調査した。


2016年09月19日月曜日


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