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<彼岸の入り>復興 墓前に祈り

墓石の前で手を合わせる家族連れ=19日午前9時30分ごろ、石巻市雄勝町の天雄寺

 彼岸の入りの19日、東日本大震災の被災地の寺院には家族連れなどが墓参りに訪れ、先祖や震災犠牲者の冥福を祈った。
 宮城県石巻市雄勝町の天雄寺の墓地では、檀家(だんか)らが墓前で静かに手を合わせた。
 宮城県富谷町の会社員河村淳治さん(45)は母和子さん(74)ら家族3人と共に墓参した。和子さんは雄勝町味噌作(みそさく)地区にあった自宅が津波で全壊し、現在は河村さんらと富谷町に暮らす。
 天雄寺は津波で本堂や庫裏が流失。高台にある墓地の近くに仮設の本堂を構え、再建を図る。
 雄勝町は震災後、人口流出が続く。2015年の国勢調査によると、10年の前回と比べて約3000減り、約1000となった。
 河村さんは「墓参りに来るたび、復興が遅れているように感じる。宿泊施設や商店などが増え、みんなが集まれる活気ある町になってほしい」と願う。


2016年09月20日火曜日


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