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<激戦B1挑む仙台>身長差 攻守で優位築く

10日、東北カップ2回戦でB2福島の選手とマッチアップする坂本

 B1仙台は11日、福島県会津若松市のあいづ総合体育館で、プレシーズンマッチ、東北カップの優勝決定戦でB1秋田と相まみえた。第1クオーター、秋田の外国人選手は1人。仙台は外国人1人に加え、セネガル出身で日本国籍を取得した坂本ジェイがコートに立った。

◎22日開幕(中)日本国籍取得選手

<外国人枠と別扱い>
 身長206センチ。マッチアップ相手の日本人を体格で上回り、ゴール下でマークをものともせずにシュートを決める。リバウンド争いも制した。チームは後半に逆転されて敗れたが、前半の流れを引き寄せる原動力となった。
 Bリーグの外国人出場枠は、クオーターごとに0〜2人で延べ6人。試合前、各チームが設定し申請する。国籍取得選手は日本人選手と同じに扱われる訳ではないが、外国人が0〜1人のクオーターに限り、外国人枠とは別に出場できる。
 外国人と同等の身体能力を持つ国籍取得選手は、どのチームも喉から手が出るほど欲しい存在。外国人枠が1対1なら実質は2対1、攻守で身長差を生かせる。設定した外国人枠1に対し相手が2と、本来不利な展開を強いられるクオーターでも対等に戦える。
 仙台にとって坂本は今季の補強の目玉。「チームで攻め、チームで守るのはもちろんだが、その中でリバウンドでアドバンテージを取る」と自覚は十分だ。
 坂本は昨季途中まで所属したB1名古屋Dで腰を痛め、1月に手術。今は体の切れや試合勘を取り戻している段階で、徐々に力強さがよみがえってきている。けがを防ぐため、93キロだった体重は夏の間に98キロに。シーズン中は100キロを維持したい考えだ。
 東北カップ3試合のプレー時間はいずれも20分程度。出場時間が25〜30分に伸び、ジャンプシュートの精度も上がれば、間橋健生監督が期待する1試合平均15得点、10リバウンドも見えてくる。

<周囲との連係 課題>
 課題は連係だ。東北カップ、B2青森との1回戦では、日本人との身長差を突こうと意識し過ぎた。複数の相手選手に囲まれた際、個人で打開を試みたが、ミスする場面が目立った。マークを引き付け、フリーの選手を見つけてパスを出すことができれば、相手にとって脅威になる。
 2014年には日本代表に選ばれたビッグマン。同じ東地区のライバル、秋田の長谷川誠監督から「これから大化けする可能性がある」と警戒されるほどの力を秘める。その出来がチーム浮沈の鍵を握るだけに、間橋監督は「(坂本の)体はもう大丈夫。あとは自信をどれだけ早く取り戻せるかだ」と、完全復活を心待ちにしている。

[さかもと・じぇい]宮崎・延岡学園高−浜松大(現常葉大)出。2013年にNBL三菱電機名古屋(B1名古屋D)入りし、昨年12月に腰のけがで契約を解除された。14年にはウィリアム・ジョーンズ・カップの日本代表に選出された。29歳。
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 バスケットボール男子、Bリーグが22日に開幕する。bjリーグとナショナルリーグ(NBL)が統合した国内最高峰のリーグの中でもトップの1部(B1)には東北から仙台と秋田が参加し、初戦は共に24日。所属する東地区は旧NBLの強豪ぞろい。激戦区をどう戦い抜くか、今季を展望する。(佐藤夏樹)


2016年09月20日火曜日


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