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<台風10号>あまちゃんハウス再開めど立たず

浸水したあまちゃんハウス。展示していたセットや小道具は廃棄された=15日、久慈市中央

 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で使われた小道具などを展示する岩手県久慈市の観光施設「あまちゃんハウス」が台風10号豪雨の浸水被害に遭い、再開の見通しが立っていない。ドラマに登場したセットや小道具約300点を展示していたが、大半が泥にまみれた。関係者は「何としても再開したいが、展示品がなくてはどうにもならない」と落胆する。
 2階建ての施設は8月30日、1階部分が約2メートル浸水した。呼び物となっていたお座敷列車のセットや、ドラマの舞台になった架空のまち「北三陸市」のジオラマは泥をかぶった。
 主演の能年玲奈(後にのんに改名)さんが着た海女(あま)衣装のかすりはんてんも泥水に漬かった。電気系統も故障し、被害総額は約1500万円に上る。
 あまちゃんハウスは久慈市などでつくる「北三陸あまちゃん観光推進協議会」が運営。2014年2月に商店街の空き店舗を活用してオープンした。今年8月6日にJR久慈駅前の旧まちなか水族館跡地に移り、新装オープンしたばかり。全国のあまちゃんファンが集う観光拠点として期待されていた。
 市観光交流課の担当者は「小道具は損傷がひどく、廃棄せざるを得なかった。衣装はクリーニング中だが、展示できる状態に戻るかどうか分からない」と話した。


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2016年09月20日火曜日


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