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皮や枝使い「りんご染め」 秋田の特産に

商品を手にして笑顔の佐々木さん(左)と、メンバーの横山孝子さん

 秋田県横手市増田町の特産品であるリンゴの皮や枝を使った「りんご染め」のストールやハンカチなどを、町の女性有志の団体「プリティアップル」が製作している。商品のキャッチコピーは「ふるさとをまとう」。代表の佐々木初子さん(66)は「新たな特産品として広めたい」と力を込める。
 同市増田町は秋田県を代表する「平鹿りんご」発祥の地で、県内有数のリンゴ産地。現在は約250の農家が「ふじ」や「つがる」などを栽培し、年間の生産量は約1000トンに上る。土産品もリンゴのジュースやジャムなどが主流だ。
 佐々木さんが、りんご染めに取り組み始めたのは2013年。「リンゴを生かして食べ物とは別の特産品を作れないか」と、当時会長を務めていた農村活性化を目指す生活研究グループの女性10人と団体を設立した。
 佐々木さんらは、京都や東京・浅草の染め物職人を訪ねて草木染の技術を学んだ。リンゴの皮や枝を町の農家から無料で提供してもらい、それらを煮込んで抽出した染液を使って布をピンク色やオレンジ色などに染める技術を2年かけて習得した。
 商品はストール、ハンカチ、コースター、巾着袋、ティッシュケースなど。りんご染めはリンゴの品種や成熟度、染め方などによって色や模様が異なるため、同じ物が二つとないのが魅力だ。今年7月には、新たな土産品を開発した団体に県物産振興会が贈る「あきた食のチャンピオンシップ」の工芸部門で奨励賞を受賞した。
 佐々木さんは「一つ一つ丁寧に染めた商品を通じて、増田の魅力を発信したい」と話す。
 ストールが2000円から、ハンカチが1000円からなど。同町観光物産センター「蔵の駅」などで販売している。連絡先は佐々木さん0182(45)3372。


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2016年09月20日火曜日


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