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大正大が南三陸でまちおこし 40日間滞在

地域実習の開講式で抱負を語る学生

 大正大(東京)は20日、南三陸町でまちづくりの課題を考える地域実習を始めた。学生は40日間滞在し、東日本大震災からの復興状況を講師役の住民から学ぶ。事業所での就業体験も行い、地域活性化に向けた具体策を提案する。
 実習の拠点となる同町入谷の宿泊施設「いりやど」で行った開講式には地域創生学部の1年生20人が出席。受け入れ先の南三陸研修センターの遠藤健治代表理事は「町は被災したが、海や山、里といった地域資源に恵まれ、教材がたくさんある。自分の目と耳でこれからの課題を感じ取ってほしい」と述べた。
 震災直後、ボランティアで同町を訪れた須田優太郎さん(18)は「5年半たち、どこまで復興しているのか自分の目で確かめる」と意気込む。林祐輝さん(19)は「高校で被災地への寄付活動をした。今度は直接復興支援に関わりたい」と話した。
 実習で学生は震災の語り部や漁業者、農家に直接話を聞いて現状を学ぶほか、「なりわいインターンシップ」と題し、町役場や水産加工工場、観光協会の計8カ所で就業体験を行う。
 大正大は同町での復興支援活動をきっかけに4月、地域創生学部を開設。学生が現場に入り、住民と交流しながらまちづくり提言を行う地域実習を全国7カ所で展開する。1年生は現状を知るのが目的で、3年生は再度、現地実習を行って具体的な提案を行う。


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2016年09月21日水曜日


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