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<裏方さんGO>線路点検 安全支える

相棒的存在の「イースト・アイ」と並ぶ松田さん=多賀城市の仙台新幹線保線技術センター

◎JR東日本仙台新幹線保線技術センター 松田達明さん(37)

 最高時速320キロで走行する東北新幹線。1982年の開業以来、大きな事故は一度も起きていない。
 その安全運行を支えるのが、多賀城市のJR東日本仙台新幹線保線技術センター。宮城県内の新幹線線路の状態をチェックし、保守管理を担う前線基地だ。
 センター計画科長の松田達明さん(37)は「線路は安全運行の要の一つ。常に事故防止のことを考え、作業に臨んでいます」と表情を引き締める。
 新幹線の線路は高速運行の車輪にさらされ、常に摩耗する。目視では見極めが難しいミリ単位のゆがみが生じると、乗り心地や安全性に影響しかねない。そこで登場するのが、さまざまな測定機器を搭載した検査車「イースト・アイ」だ。
 赤い帯の外観が特徴で、10日に1度走行し、線路の状態を検査する。「わずかな異常も見逃しません」と松田さん。検査結果を基に補修工事計画を立て、日々仕上がりを確認している。
 97年の入社以来、保線業務一筋。東日本大震災時にはイースト・アイに乗り込み、線路の補修整備に追われた。「早期の運行再開と安全第一の二つが課される厳しい業務でしたが、達成した際の喜びは大きかった」と振り返った。(山口達也)

◎ここも魅力/保守車両 初お目見え

 宮城県利府町の新幹線総合車両センターで10月22日に開かれる「車両基地公開」に、保線技術センターが初参加します。紹介するのはわれわれの相棒、イースト・アイなど保線用の保守車両です。イースト・アイは初公開となります。楽しみにしていてください。

<仙台新幹線保線技術センター>多賀城市南宮二津井18。新幹線総合車両センター(宮城県利府町)内の一角にある。一般の立ち入りはできない。センターの職員は約40人。協力社員を含め、計約200人で宮城県内の新幹線上下計約220キロの保線を担う。


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2016年09月21日水曜日


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