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<Bリーグ>大河チェアマン 東北から旋風を

大河正明(おおかわ・まさあき)京大卒。京都・洛星中、洛星高でプレー。2014〜15年、サッカー、Jリーグ常務理事。15年5月に日本バスケットボール協会事務総長となり、9月にBリーグチェアマン就任。16年から同協会副会長。京都府出身。58歳。

 バスケットボール男子、Bリーグが22日、幕を開ける。11年間併存していたbjリーグとナショナルリーグ(NBL)が統合され、日本バスケットボール界が新たな船出を迎える。Bリーグの大河正明チェアマンに新リーグの展望や見どころを聞いた。(聞き手は佐藤夏樹)

 −いよいよBリーグ開幕を迎える。
 「バスケットボールファンが増えてくれればという期待と、実際にお客さんがどれほど会場に来てくれるかという不安が交錯している」

 −仙台、秋田が所属するB1東地区は強豪がそろっている。戦いの展望は。
 「(日本代表の)田臥(秋田・能代工高出)がいる栃木や、A東京の前評判が高い。そこに仙台、秋田の旧bj屈指の人気チームがどう食らい付けるか。北海道、千葉を含め、トップクラスの集客力を持つチームが集まったのも特徴だ」

 −仙台、秋田のチーム編成をどうみるか。
 「激震が走るくらい選手が動くかと思っていたら、中程度だった。それでも、仙台には坂本と熊谷が来て、旧NBLと選手がシャッフルされた。坂本の腰のけががどれだけ治っているかが鍵だ。秋田は外国人選手が強力で、相応の補強をしたなと感じる」

 −B1、B2で昇降格制を導入した狙いは。
 「チーム数が多く、1、2部に分けざるを得なかったという理由もあるが、球団が事業規模を大きくしたり、選手を育成したりする動機にもなる」

 −地方球団には経営面で不安の声もある。
 「これからは旧NBL勢との試合が増え、田臥ら代表選手を見られる。それらをきっかけに入場者数などを増やしてほしい。新しいことにチャレンジする必要がある」
 「選手も意識を変えないと。優勝すればbjやNBLと比較にならない額の賞金が出る。代表に選ばれれば個人にスポンサーが付くといった『おいしいことがあるぞ』くらいの気持ちを持たないと駄目だと思う」

 −今後の課題は。
 「アリーナはエンターテインメント性に優れていなければならない。プロ野球の東北楽天は球場に観覧車を設けるなど、異空間に来た感じを出している。見る人が楽しいアリーナがないと、バスケット事業のパイは大きくならない」

 −東北の全6県にB1、B2のチームがある。東北にどのような役割を期待するか。
 「東北はバスケットどころ。以前は能代工高(秋田)、今は明成高(宮城)や福島南高といった強豪チームを抱えている背景がある。東北からBリーグに旋風を巻き起こしてほしい」


2016年09月21日水曜日


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