青森のニュース

<日本海地震>青森想定死者6900人に倍増

 青森県は20日、「日本海側海溝型地震」の新たな被害想定を公表した。2014年にまとめた前回想定より陸上に近い断層を震源地に設定したことで最大震度は6弱から6強に上昇。津波浸水域も拡大し深浦、鯵ケ沢両町など沿岸部で甚大な被害が出る想定となった。冬季の深夜に発生した場合、死者数は前回想定の約2倍、6900人と予測した。
 県地震・津波被害想定検討委員会(委員長・佐藤魂夫弘前大名誉教授)がまとめた。震度6強の揺れを想定するのは五所川原、つがる、鯵ケ沢、深浦、中泊の5市町。6弱は青森、弘前、今別、外ケ浜、板柳、鶴田、蓬田、西目屋の8市町村。
 死者数は深浦町の3700人が最多。鯵ケ沢町の1900人など沿岸部で多く、青森市でも150人と想定する。負傷者は県全体で4500人と前回想定(620人)の7倍強になった。建物被害は全壊1万2000棟(前回想定4700棟)、半壊4万1000棟(1万3000棟)。発生翌日の避難者数は4万2000人に上る。
 停電は12万3000件に上り、11万2000人が断水の影響を受けるなどライフラインの被害も深刻。弘前、五所川原、つがる、大鰐、鯵ケ沢、深浦、鶴田、中泊8市町で液状化が起こる可能性が高い。
 今回の想定は、陸上に近い四つの断層に2カ所ずつ震源地を設定。各地の震度は計8カ所で最も影響が大きい震源地で推測した。
 日本海側の巨大地震を巡って県は14年11月、死者3300人の被害想定を発表。国が日本海で発生する津波の推計高を公表したことを受けて15年3月、津波浸水予測を変更した。今回、この浸水予測の断層モデルを採用し被害を想定した。


関連ページ: 青森 社会

2016年09月21日水曜日


先頭に戻る