岩手のニュース

<台風10号>岩手被害1072億円に膨らむ

 岩手県で被害が甚大だった台風10号豪雨は20日、発生から3週間となった。県は同日、概算被害額が1071億9742万円に膨らんだと発表した。県内の死者は20人。岩泉町で2人、宮古市で1人が依然、行方不明となっている。県は、災害対策本部を23日に「台風災害復旧・復興推進本部」に移行することを決めた。
 県によると、被害額が増えたのは農林水産関連で計188億7554万円。久慈市や岩泉町など4市町村で、新たにトラクターや農業機械などの損壊が127件確認された。林道の調査は県内全体で約6割ほどまで進み、路肩の決壊や橋の流失が計17市町村941カ所あり、被害額は40億2049万円に上る。
 岩泉町の20日朝の避難者は351人。停電が320戸、断水が364戸で続いている。約1000棟と推計される同町の被災家屋調査は21日で完了する見込みで、今週中に被害状況をまとめる方針。
 久慈市では、最後に残った市中央公民館の避難所で暮らす3人が近くアパートなど住宅を確保できる見通しとなった。最大46カ所あった市内の避難所は全て閉鎖する。
 県は復旧・復興推進本部への移行に伴い、各部局と広域振興局による台風災害復旧復興推進室を新設する。被害が著しい岩泉町には職員2人を駐在させ、早期復旧を支援する。
 達増拓也知事は「これからは生活再建やなりわいの再生に進む。本格的な復旧、復興に向けて体制を強化する」と語った。


関連ページ: 岩手 社会

2016年09月21日水曜日


先頭に戻る