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<帰還困難区域>双葉町に休憩施設 初の設置

運用が始まった休憩施設の外観 
休憩施設で談笑する本郷さん(左)ら

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町は、放射線量が高い町内の帰還困難区域で、一時立ち入りする住民らが利用できる休憩施設の運用を始めた。県内7市町村にある帰還困難区域で、休憩施設が設置されたのは初。
 町中心部のJR常磐線双葉駅に併設する町のコミュニティーセンターを除染し改修した。町職員が常駐し、冷暖房完備の多目的スペースで休憩できる。井戸水を使った水洗トイレや給湯室を備え、ペットボトルの飲料水も無料で提供される。
 町内に実家がある千葉県柏市の会社員本郷誠一さん(57)は、埼玉県越谷市に避難している母里子さん(84)らと約1年ぶりに帰省。家で荷物を整理した後に休憩所を訪れた。「きれいなトイレがあって手を洗えるのがうれしい。町民が集える場になってもらいたい」と話した。
 第1原発が立地する双葉町は、町の面積の96%が帰還困難区域に指定されている。政府は同区域の一部を復興拠点として除染やインフラ整備を進め、5年後をめどに避難指示の解除を目指す方針。


2016年09月21日水曜日


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