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<秋季高校野球>8強出そろう

古川工−仙台三 延長15回表仙台三2死二塁、川合が左翼線にランニング2点本塁打を放ち、ガッツポーズしながら生還。捕手鎌田

 第3日は21日、仙台市民と石巻市民の両球場で2回戦6試合があり、仙台三、古川学園、仙台育英、東陵などが勝ち上がり、ベスト8が出そろった。
 仙台三は延長十五回に2点を奪い、古川工を3−2で下した。古川学園は序盤から打線が奮起し、仙台南を6−0で退けた。仙台育英は長谷川が1安打完封し、名取北に1−0で勝った。東陵は着実に加点し、多賀城を6−3で破った。
 第4日の22日は、仙台市民と石巻市民の両球場で準々決勝4試合が行われる。

◎仙台三延長15回制す

 ▽2回戦(仙台市民)

仙台三100000000000002=3
古川工000000010000001=2
(延長十五回)

 【評】仙台三が延長戦を制した。十五回、2死二塁から川合が左翼線に2点ランニング本塁打を放って勝ち越し。主戦木村は2失点完投。古川工は延長十回、無死三塁のサヨナラ機を生かせなかった。

<川合が決勝本塁打>
 仙台三が激闘をものにした。1−1の延長十五回、川合が2点ランニング本塁打を放ち、チームを勝利に導いた。この回を同点のまま終えれば引き分け再試合だけに、「勝ててほっとした。次につながる試合ができた」と笑みを見せた。
 2死二塁。左打者は真ん中の直球を見逃さなかった。流し打った打球が左翼線を転がる間に、一気に本塁を陥れた。前の打席は十三回2死二塁の勝ち越し機で、バント安打を狙って失敗。「次こそ自分が走者をかえす」と気持ちを高め、十五回の打席に入った。
 佐々木監督は「中部地区予選でもいい場面で打っていたので、勝負を決めるのは川合だと思っていた。最後はしっかり振り切ってくれた」と喜んだ。

◎古川学園が序盤で圧倒

 ▽2回戦(石巻市民)

仙台南 000000000=0   
古川学園10320000×=6

 【評】古川学園が序盤に畳み掛けて快勝。1−0の三回1死一、二塁から中里が右越えに3点本塁打を放ち、主導権を握った。西條は打たせて取る投球がさえ、3安打完封。仙台南は好機に一本が出なかった。

<「慎重に」完封>
 古川学園の西條が3安打完封。1回戦の小牛田農林戦(7回1失点)に続く先発で「疲れが残り、調子は悪かった」と言いながらも九回まで抑え切った。
 中里の3点本塁打などで四回までに6点をリードする展開にも「点を取った後の守りは慎重に行こうと気を付けた」と言う。直球とカーブ、スライダーを投げ分け、三回と五〜七回は相手打線を三者凡退に抑えた。
 八回は2死から二塁打と味方の失策、四球で満塁のピンチを招いたが、「点差があったので」と後続を落ち着いて内野ゴロに。畑中監督は「変化球をうまく使えていた」と背番号11の踏ん張りをたたえた。

◎6回突き放し東陵逃げ切る

 ▽2回戦(石巻市民)

東 陵201003000=6
多賀城011001000=3

 【評】東陵が逃げ切った。一回に佐藤、小野寺の二塁打などで2点を先取。3−2の六回には4短長打を集めて3点を奪い、突き放した。多賀城は先発守谷が13安打と打ち込まれ、追い上げも届かなかった。

<多賀城・阿部主将(28年ぶり出場の秋季県大会は2回戦敗退)>
「(完投した主戦の)守谷は最後まで頑張った。好機で点を取り切れなかったのが悔しい。1勝してチームは成長できた。この経験を生かして投打を磨きたい」

◎仙台育英7回に決勝点

 ▽2回戦(仙台市民)

名取北 000000000=0
仙台育英00000010×=1

 【評】仙台育英が接戦を制した。七回2死二塁から、若山の右前適時打で先制し、これが決勝点となった。長谷川は15奪三振で1安打完封。名取北は先発朽木が8回1失点と好投したが、打線の援護がなかった。

<名取北・朽木(惜敗も切れのある直球とスライダーで8回1失点)>
「内外角への制球が良かった。仙台育英を相手に自分の投球が貫けて自信になる。もっと球速が上がるよう冬場は鍛えたい」

◎仙台城南競り勝つ

 ▽2回戦(仙台市民)

仙台高専名取010003000=4
仙台城南  10301020×=7

 【評】仙台城南が競り勝った。5−4の七回、伊藤の2点三塁打で点差を広げ、2番手浅野友が七回以降を無得点に抑えた。仙台高専名取は六回、久米本の2点三塁打などで一時は1点差としたが、及ばなかった。

<仙台城南・最上(先制ソロ本塁打を含む2安打2打点の活躍)>
「(本塁打の場面は)長打狙いでスライダーを待っていた。打った瞬間は左飛かと思ったが、うまく風に乗ってくれた。このままの勢いで東北大会に進みたい」

◎投打上回り利府が快勝

 ▽2回戦(石巻市民)

佐 沼000000010=1
利 府20010201×=6

 【評】利府が投打で上回った。一回2死二、三塁から木村の二塁打で2点を先取し、3−0の六回も木村の適時打などで2点を加えた。先発佐藤は8回1失点。佐沼は七回まで得点できず、流れをつかめなかった。

<利府・木村(4安打3打点で勝利に貢献)>
「一回の二塁打で勢いに乗ることができた。春から夏にかけて打てない時期があったが、タイミングの取り方を変えてボールがよく見えるようになった」


2016年09月22日木曜日


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