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新規就農者 福島238人過去最多

 福島県の2016年度の新規就農者が238人となり、1999年度の調査開始以降で最多に上ることが20日、県のまとめで分かった。東京電力福島第1原発事故で落ち込んだ自営就農が事故前の水準に回復。農業法人などへの就職も給付金制度に支えられて堅調に推移した。
 07年度以降の男女別の新規就農者はグラフの通り。このうち、16年度の自営による就農は123人で、100人以下に低迷していた原発事故以降の状況から回復した。農業法人などによる雇用は115人。13、15年度に続き100人を超えた。
 地域別は、県北の70人(前年度比35人増)が最も多く、県中56人(20人増)、会津47人(3人減)と続いた。原発事故の避難地域が設定され、12年度はゼロだった相双は前年度より4人増えて7人だった。
 男女の構成比は男性74%、女性26%。女性の就農者は61人に上り、過去最多となった。
 昨年7月に就農した福島市飯坂町の鈴木侑香さん(31)は夫と共にコメやリンゴなどを栽培する。「自分たち以外にも若手農家が増えていて心強い。産地育成のためにも就農支援を拡充してほしい」と話す。
 新規就農者が過去最多となったことについて、内堀雅雄知事は20日の定例記者会見で「復興が着実に進んでいることを示している。不安や悩みを抱える新規就農者をサポートする体制を整えたい」と述べた。


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2016年09月22日木曜日


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