広域のニュース

<東北電>気温低く今夏も予備率10%超

 東北電力は23日、管内(新潟を含む東北7県)の今夏の電力需給実績(7〜9月)を発表した。台風が相次ぐなど気温が想定を下回り、需要に対する供給余力を示す予備率は期間を通じて10%超を維持。東日本大震災後、6年連続となった「原発ゼロ」の夏も需給が切迫することはなかった。
 最大電力需要(1時間平均)は8月5日の1228万キロワット。同日の県庁所在地7市平均の最高気温は32.7度だった。夏前の予測は1412万キロワットと、猛暑だった2010年並みのピーク(7市平均の最高気温35度)を想定したが、実績は大幅に下回り、震災以降の夏で最も小さかった。
 同日の供給力(1550万キロワット)に対する予備率は26.2%に上った。予備率が最も低かったのは7月19日の16.7%。10%台に下がったのは同日を含む3回にとどまった。
 東北電管内では、震災後の原発停止に残暑と火力発電所の停止が重なった2012年9月に予備率が一時4.7%まで低下。設備の復旧が進んだ13〜15年は10%超を維持してきた。
 東北電の原田宏哉社長は23日の記者会見で「火力発電に供給力の8割を依存している。バランスのとれた電源構成のため、再生可能エネルギーとともに原子力は今後も一定程度必要だ」と強調した。


関連ページ: 広域 経済

2016年09月24日土曜日


先頭に戻る