広域のニュース

<東北電>女川、東通原発 再稼働延期に

 東北電力の原田宏哉社長は23日の定例記者会見で、再稼働を計画する女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)について、「2017年4月の安全対策工事完了は難しい」と述べ、工事計画を見直す方針を正式に表明した。これに伴い、「17年4月以降」としていた再稼働時期も延期となる。
 再稼働の前提となる原子力規制委員会の新規制基準適合性審査で、会合が80回に達した女川2号機について、原田社長は「地震、津波の議論は相当進んだが、設備面では審査を踏まえた追加評価などが必要になっている」と説明。敷地内に活断層の存在が指摘され、会合が6回にとどまる東通原発は「超えるべきプロセスが多い」と述べた。
 新たな再稼働の予定時期は審査状況を踏まえ、来年4月までに検討する。原発停止の長期化で13年に引き上げた電気料金への影響は「収支悪化には働くが、効率化で値上げは何としても避けたい」と述べた。
 この日の会見を受け、村井嘉浩宮城県知事は「安全向上に最優先に取り組んでほしい」とコメント。須田善明女川町長は「スケジュールありきでない徹底した検証と検討が重要」との談話を出した。


2016年09月24日土曜日


先頭に戻る