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<伊調馨>女王地元凱旋 4万人が祝福

金メダルを胸に、市民に車上から手を振る伊調選手。隣は、母トシさんの遺影を持つ父春行さん。姉千春さん(左端)も一緒に歩いた=24日午後3時20分ごろ、八戸市

 五輪のレスリング女子で4連覇を達成し国民栄誉賞の受賞が決まった伊調馨選手(32)=ALSOK=の凱旋(がいせん)を、地元青森県八戸市の市民は拍手と歓声で迎えた。24日、市中心部で繰り広げられたパレード。約4万人が駆け付け、「郷土八戸の誇りだ」とたたえた。
 伊調選手は父春行さん(65)、コーチの兄寿行さん(39)とオープンカーに乗ってパレードを開始。春行さんはおととしに亡くなった妻トシさんの遺影を掲げた。五輪銀メダリストの姉千春さん(34)や、姉妹が通ったレスリング教室「八戸クラブ」の子どもたちも一緒に歩いた。
 伊調選手と同じ中学校に通ったという市内の自営業西塚一さん(56)は沿道で声援を送り、「後輩だと思うとわがことのようにうれしい」と喜んだ。パレードに加わった八戸クラブの中学2年佐藤春陽さんは「先輩はとてもかっこよかった」と声を弾ませた。
 終点の八戸ポータルミュージアムはっちでは、前回五輪に続き2度目となる市民特別栄誉大賞の授与式があった。小林真市長は「4連覇は大偉業。八戸の誇りであり、努力に敬意を表する」と賛辞を贈った。
 市は混雑回避のため、パレード区間を当初予定した350メートルから650メートルに延ばした。人出は前回五輪後のパレード(約8000人)を大幅に上回ったが、大きなトラブルはなかった。
 伊調選手はパレード終了後の記者会見で「本当に楽しかった。母も一緒に喜んでくれたと思う。家族そろってお祝いをしてもらっていい記念になった」とうれしそうに語った。


2016年09月25日日曜日


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