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<台風10号>中尊寺で祈り 豪雨犠牲者悼む

中尊寺金色堂に祈りをささげる参拝客

 岩手県北部沿岸に甚大な被害をもたらした台風10号など、相次ぐ自然災害の犠牲者を供養しようと、岩手県平泉町の中尊寺で24日、慰霊のための町民参拝が行われた。
 夕方の約1時間、金色堂が無料で開放され、大勢の参拝客が僧侶の読経に合わせて静かに手を合わせた。岩手県岩泉町などで避難生活を送る被災者の復興を祈り、天変地異の際に民衆に安心を与えるとされる秘仏「一字金輪仏頂尊」にも参拝者の長い列ができた。
 東日本大震災から5年半が過ぎ、熊本地震や台風10号などでなおも多くの人が自然災害で亡くなる現状を踏まえ、町や観光協会、地元NPOの協力で町民参拝が実現した。
 震災で岩手県大槌町の自宅を流され、平泉町に移り住んだ無職藤原久悦さん(70)は「大津波を思い出すような災害が今も起きている。一日も早く日常を取り戻してほしい」と願った。


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2016年09月25日日曜日


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