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<秋季高校野球>仙台育英5連覇

仙台育英−東陵 6回4安打無失点と好投した仙台育英先発の長谷川

 最終日の25日、仙台市宮城野区の楽天Koboスタジアム宮城で3位決定戦と決勝が行われ、決勝は仙台育英が東陵に6−0で勝ち、5年連続20度目の優勝を果たした。3位決定戦は利府が仙台城南との接戦を6−5で制し、5年ぶり3度目の東北大会出場を決めた。
 仙台育英、東陵、利府の3校は10月14〜19日に山形県中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがたなどで開かれる東北大会に出場する。

 ▽決勝
東  陵000000000=0
仙台育英10010310×=6

 【評】仙台育英が快勝した。打線は10安打を放って小刻みに得点。2−0の六回は4長短打などで3点を加え、試合の流れを決定づけた。投げては先発長谷川ら4人が零封リレー。東陵は6安打を放ったが、好機で一打を欠き、3失策と要所でのミスも響いた。

◎厚い投手層チームに安心感

 仙台育英の投手陣が踏ん張り、5連覇に貢献した。2回戦からの4試合に計4人が登板し、いずれも無失点。中でも、背番号10の長谷川は4試合連続で先発し、計24回で被安打8、28奪三振と完璧な内容だった。佐々木監督は「チームに安心感を与え、打線ともかみ合ってきた」と左腕の成長に目を細めた。
 決勝で長谷川は威力のある直球やスライダーを武器に、打たせて取る投球で6回4安打の好投。五回1死一、三塁では、「相手が変化球に合わせてくる」とみると、7球全て直球で勝負し、空振り三振。次打者の時に捕手尾崎が三走を刺し、この試合唯一のピンチを切り抜けた。
 七回以降は佐藤、佐川、西巻が1回ずつ無得点に抑えた。長谷川は「ゼロに抑えられる投手が後ろに控えているので安心して投げられる」と投手層の厚さを強調する。九回を締めた西巻は「いつでも投げる準備はできていた」と頼もしい。
 中部地区予選で、左膝のけがで登板がなかった長谷川は「投球には問題ない。今できることをしっかりやり、東北大会では直球で押していけるよう、今以上の投球をしたい」と意気込んだ。(佐藤将史)

<エースの不調で投手陣自立>
 東陵の先発松浦が7回で9安打を浴び、6失点した。この日が公式戦初登板。仙台育英の強力打線を相手に内容は悪くなく、左腕は「ストライク先行で投げられた」と振り返った。
 五回までに2点を失ったものの、散発3安打。連打を許したのは3点を奪われた六回だけだった。千葉監督は「(相手打線の)一回り、タイミングを外してくれればと思っていたが、(終盤まで)代える必要はなかった」と投球を評価した。
 チームは主戦加藤が不調で、背番号6の佐藤が今大会2試合で完投と急成長。千葉監督は「エースの不調が他の投手を自立させた」と、敗戦の中で東北大会に向けての収穫を口にした。

<投打かみ合った/仙台育英・佐々木順一朗監督の話>
 (先発の)長谷川は4連投にもかかわらず、よく投げてくれた。苦しい試合が多かったが、2戦目からは投打がかみ合ってきた。東北大会ではどんな展開でもいいので、勝ちにいきたい。

<走攻守全てに差/東陵・千葉亮輔監督の話>
 地区予選をようやく勝ってきたチームだが、力がないなりによく頑張った。決勝は(仙台育英と)走攻守全てのスピードの差が試合に出たが、隙のない相手と戦って選手は勉強になったと思う。


2016年09月26日月曜日


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